「GARL」とは、ヴォーカル・蔵本勝希を中心に結成された、ロックバンド「BOØWY」のトリビュートバンド。音楽制作会社「ビーイング」の創始者でありプロデューサーの長戸大幸が、プロデュースしている。
「GARL」バンドプロフィール
「GARL」は、蔵本勝希(Vo.)、木田竜也(Gt.)、中寺捷人(Ba.)、今井愁(Dr.)の4人による、ロックバンド「BOØWY」のトリビュートバンド。BOØWYの生みの親であり、ヴォーカル・氷室京介を地元・群馬から見出だした長戸大幸のプロデュースにより、2018年夏に結成された。
[ad]「GARL」名前の由来・読み方について
「GARL」というバンド名は「ガール」と読み、トリビュートするロックバンド「BOØWY」の名前に由来している。(”ボウイ”/BOY➡”ガール”/GIRL、という理屈。)
そもそも「BOØWY」もまたデビュー当初、イギリスのバンド「GIRL」から着想を得て”暴威”と命名されている。
長戸大幸がプロデュースするアーティストの中では、例えば「B.B.クィーンズ」が「B. B. King」、「Mi-Ke」が「たま」に由来して命名されるなどしており、あるアーティスト名を元ネタにしてそこから派生した語句がアーティスト名に使用されるという事例が多かった、とも言える。
「GARL」もまた、その慣例に則って付けられたバンド名であると言えよう。
「GARL」活動の歴史(BIOGRAPHY)
続いて「GARL」の活動の歴史について紹介する。
メンバー全員がBOØWYをリスペクト 生みの親である長戸大幸の元に集い結成
[ad]「GARL」は、BOØWY、LOUDNESS、浜田麻里、TUBE、B’z、ZARD、倉木麻衣などの生みの親としても知られる長戸大幸プロデュースのもと、2018年夏、氷室京介に兼ねてより強い憧れを抱いていたヴォーカル・蔵本勝希を中心にメンバーが集められ、”BOØWYトリビュートバンド”として結成された。メンバー全員がBOØWYをリスペクトしていることが特徴であり、BOØWYへの敬意、そして愛情を伴った忠実な再現度を誇るパフォーマンスや、高い演奏技術が魅力である。
ワンマンライブ開催、「音都(ON TO)Vol.4」出演などを経てZYYG復活ライブでオープニングアクトを務める その後西日本ツアーを完走
[ad]「GARL」は2019年2月17日、初のOneman GIG『MISS MYSTERY GAAL〜ON MY BEAT NIGHT〜』を、大阪・北堀江にあるライブハウス「hills パン工場」で成功させた。その後、3月30日には「音都(ON TO)Vol.4」にトップバッターで出演。新人ながら全22組の中で圧倒的な存在感を見せつけると、さらに7月21日はロックバンド「ZYYG」の復活ライブ『LIVE ROCKIN’ HIGH 2019 ~Dreamers~』にオープニングアクトとして出演し、バンドとしてのパワーや影響力を、着実に強めていった。同年10月からは、『OH! MY GARL Part Ⅰ 〜伝説を新たな世代へ〜』と銘打った西日本ツアー全12本を完走。2020年3月から予定されていた全国ツアー『OH! MY GARL PartⅡ All over Japan TOUR -West Japan-』は全公演中止となったが、現在は未公開ライブ映像の定期公開企画《OH! MY GARL -ONLINE GIGS-》、メンバーによるカバー動画公開企画《Playthrough “GARL “》を公式YouTubeチャンネルで実施するなど、時機に合わせたオンラインでの活動を積極的に展開している。
YouTubeの”BOØWY完コピ動画”が話題に 高クオリティで”比較動画”は再生回数50万回以上 支持コメント目立つ
[ad]このように、「GARL」の人気は、ライブハウスだけではなくインターネット上にも広がりつつある。2019年7月にYouTubeに公開された、「GARL」によるBOØWYの名ライブシーン再現動画『GARL「わがままジュリエット」(BOØWY “GIGS” CASE OF BOØWYカバー)』は1000以上にものぼる数多くの高評価を集めているほか、一般のファンによって投稿された本家ライブ映像との”比較動画”までもが作られるほどの反響を呼んでおり、同動画は、約50万回以上の再生回数を達成。コメント欄にはBOØWYファンからの支持コメントも多数寄せられており、今後ますますバンドの注目度が上昇していくことを窺わせるものである。
「GARL」メンバー紹介
[ad]続いて、「GARL」のバンドメンバーを紹介する。
蔵本勝希

蔵本勝希(くらもと かつき)は日本のヴォーカリスト。作詞家。京都府出身。BOØWYトリビュートバンド「GARL」のヴォーカリストとして活動している。
学生の頃から尾崎豊、吉川晃司、岡村靖幸、米米CLUB、CHAGE and ASKAなどの音楽を聴き、高校生の頃にBOØWYに衝撃を受けたことで、バンド活動を開始。その後レコード会社GIZA studioが主催するオーディション「Teens Booster」に自作曲でバンド出演し、ファイナリストに残ったことで、現在の「GARL」の活動へと至っている。憧れの人は氷室京介。またメンバーの木田は、蔵本のことを「”俺はこの人の横でギターを弾きたい!”って初対面で思ってしまうくらい、氷室京介さんの生き写しみたいな人」だと評している。2020年5月にはMaica_nのオリジナルソング「Love and wash」(植田真理恵らも参加)にコーラスで参加している。
[ad]木田竜也

木田竜也(きだ りゅうや)は日本のギタリスト。作曲家。大阪府出身。BOØWYトリビュートバンド「GARL」のギタリストとして活動するほか、TVアニメ「邪神ちゃんドロップキック’」エンディングテーマのZAMB「Love Satisfaction」作曲・編曲を手掛けるなど、クリエイターとしても活躍の場を広げている。
父親がギターとドラム、母親がベースとドラムを嗜むいわば”音楽一家”で育った影響で3歳の頃から楽器を触るようになり、小学1,2年生の頃にステージデビュー。(ギターを弾く従兄弟にベースを弾くよう言われたため当初はベースを弾いていた)その後小学4年生の時に念願のギターを弾けるようになり、BOØWYのギタリスト・布袋寅泰、MR.BIGのギタリスト・ポール・ギルバートの影響を受けつつ、一人でギタースキルを磨いていった。その後音楽の専門学校に進学。講師陣の指導を受けさらにスキルアップに邁進していたところ、出演した系列の専門学校が行うコンテストでグランプリを獲得し、さらにレコード会社スタッフがそれを見ていたことで、その後“BOØWYトリビュートプロジェクト”として構想が進められていたバンド「GARL」に参加することとなった。
[ad]中寺捷人

中寺捷人(なかでら はやと)は日本のベーシスト。大阪府出身。BOØWYトリビュートバンド「GARL」のベーシストとして活動している。
[ad]今井愁

今井愁(いまい しゅう)は日本のドラマー。静岡県浜松市出身。BOØWYトリビュートバンド「GARL」のドラマーとして活動している。
[ad]※結成当初は永尾 拓也(Gt.)も所属していたが、2019年11月に脱退している。